ゾウの鼻がまだ短かったころの話

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むかしむかし、ゾウの鼻がまだ短かったころ、
ある川辺にゾウの親子が住んでいました。

子ゾウが川で水を飲んでいると、川に住むワニが近寄ってきました。
子ゾウは「ワニさんワニさん、あなたの好きな食べ物はなあに?」と聞きました。

するとワニは
「わたしの好きな食べ物はね、おまえだよ。お前のような子ゾウさ。」
と言うと、子ゾウの鼻にガブリと噛みつきました。
子ゾウはふりほどこうと必死に頭をふりました。けれどもワニは口を離してはくれません。

お互いに引っ張り合ううちに、
子ゾウの鼻がジリジリと伸びていきました。
すっかり鼻が長くなった子ゾウは
その鼻を振り回してワニを遠くに吹き飛ばしてしまいました。

ゾウの⿐はなぜ⻑い
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